成長ホルモン分泌不全症


①初回のご相談のときに

身長が伸びる時期はお子さんによって様々です。
医学的に成長曲線を描いて-2SD以下の子を低身長としています。
ご相談時に実際に身体測定をし、低身長の程度や体のバランスなどを診察します。


②低身長の原因をさがす

発達の様子が気になるときには、それが病気によるものか判断するために検査をします。
手のレントゲンを撮ることで、骨がどの程度成長しているかが分かります。
また、尿や血液検査で内臓の病気や成長にかかわるホルモンがきちんと分泌されているか調べることができます。


③さらに検査が必要な場合

成長ホルモンの分泌不足が考えられるときには成長ホルモンを作りだす力がどのくらいあるかを調べる負荷試験をします。
この検査により、体の中
でどのくらいホルモンが出ているかが分かります。
当院では日帰りで行っています。
検査の結果、成長ホルモンの分泌不足が分かると成長ホルモン療法を検討することになります。


④治療・定期検査について

治療開始後、月1回を目安に通院します。
定期的に身体計測をし、効果がみられるか、副作用の有無や投与量は適当か判断します。
適宜、手のレントゲンや尿、血液検査も行います。
その他困っていることや不安なことなどいつでもご相談してください。